🔗白いシリーズ 第1弾🔗
アメリカ🇺🇸発、苦悩に生きる男。
正気と狂気の不安定な狭間を表現するシュ
レイダー作品の傑作の1つ。
タクシー・ドライバー同様、正気を失って
いく姿、そしてその根源にあるものが何と
も嫌らしい。
虐待は連鎖する、本作のテーマはこれ。
ビッグ・ダディの暴力から逃げ出せず大人
になったウェイド。自分はそうならないと
思いながらも、容赦なくその道に滑り落ち
ていく。
ジェームズ・コバーン、まさにビッグ・
ダディ。こんなオヤジ絶対嫌だって思う
ほど暴力的で非人間的。本気でそう思わ
せる演技はすごい👍
アカデミー最優秀助演男優賞獲ったのも
納得🤔
不器用でKYなウェイドを演じたニック・
ノルディもキラリ光るものがあり◎
マイケル・ダグラス並みに声がキンキン
するけど、精神が破綻していく姿はハラ
ハラするものが。
ストーリー的には素晴らしいんだけど、
どこかこの2人の憎愛劇みたいな印象
が強い。
なんなら、ウィレム・デフォーやシシー・
スペイセクなんかは全く美味しくない。
俺らだってアカデミー受賞者なのにって
思っていたに違いない🤭
ラストはカタルシスに酔いしれ、なんて
ことは全くない。
そういう点ではシュレイダー作品って残酷
だなとつくづく思う🫡