たいせい

真実の行方のたいせいのネタバレレビュー・内容・結末

真実の行方(1996年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

冒頭で、僕の言う真実とは、法廷で12人の陪審員の頭に形作られる真実だと発言し、被告人にどれだけ重い疑いがかかっていようとただ自分は弁護をするだけだという冷徹なスタンスをとっておきながら、いざ弁護がうまく行き犯罪者を野放しにする結末を迎えると罪悪感を感じながら法廷を立ち去っていて、見事な人間の矛盾を表現していて良かった。口で言うことはいくらでも覆るし、職業特有のカッコいい考えや価値観を発言することであたかも自分本来の考えであるかのように思ってしまうのはあるある。それにしても演技力圧巻。
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