たつ

真実の行方のたつのネタバレレビュー・内容・結末

真実の行方(1996年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

敏腕弁護士が圧倒的に不利な殺人事件の弁護をする話。

民から信頼されている大司教が殺され、現場から逃げ出した血まみれの青年が捕まりその弁護をしていく。
状況証拠は完全に揃っているが青年は殺害のタイミングで失神してしまったため、犯人でないと主張する。

この時点で二重人格系かなと思いながら観てると案の定その通りで、話はどう立証するかに切り替わっていく。

事件を捜査していく上で検事側の不正であったり、大司教のスキャンダルであったりが発覚し、それを使って裁判を勝利に導く。

ここまでは特別珍しい話ではなかったため普通の裁判映画と思っていたが、ラストで実は犯人は二重人格ではなく演技なのが判明する。ここで、タイトルの意味合い的なものが分かり、考えさせられる映画だった。

何か、内容的にもラストの気持ち的にもアイデンティティに似た雰囲気を持ってる映画だった。
たつ

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