Chiaki

真実の行方のChiakiのネタバレレビュー・内容・結末

真実の行方(1996年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

入院中に観た映画シリーズ③

…といっても今年の始めの話ですが、入院中に、こんな映画も観ていました。


エドワード・ノートンが若い!
しかし20年経った今でも、「バードマン」で二十歳近く年の差があるエマ・ストーンとのラブシーンも絵になってしまう程の甘いマスクとセクシーな演技がとても魅力的な俳優さん。けど、若い頃の爽やかな感じも素敵ですね。
アーロンノートンも、ロイノートンも、とにかく美少年。そしてデビュー作とは思えない程に完全な豹変を遂げる完璧な演技力。

「アーロンノートンとロイノートン、どっち派かな〜?」なんて呑気に考えていたら、最後にどんでん返しくらいました。くらった自分も清々しい程のどストレート。
正に怪演。私が今までみていたアーロンは全て演技で、ロイは存在しなかった。
すると「おいおいそうなっちゃうわけ?」と不敵な笑みを浮かべる謎の少年。
最後の最後までなにが真実なのか分からなくなりました。人間を相手にするスペシャリストもさすがにノックアウトと言ったかのように、気迫が失せたマーティンの表情。何もかもが泡となってしまったかのようなその落胆した姿に、何を思えば良いのか。

下手すれば人間不信になり兼ねない映画だけど、退屈な入院生活にはとても良い刺激となりました。
Chiaki

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