OASIS

真実の行方のOASISのレビュー・感想・評価

真実の行方(1996年製作の映画)
4.6
エドワード・ノートンが演技派俳優と呼ばれる理由の最たる所以が、この映画には全て詰まっていると思う。
これがデビュー作とは思えない程強烈に存在感を放っていて、主演のはずのリチャード・ギアが完全に喰われてしまっているという可哀想な事態が起こっている。
「演技」という言葉がこれほどまでに相応しい役柄は、彼のキャリアでこの映画の他には思いつかない。
「アメリカン・ヒストリーX」も「ファイト・クラブ」さえもこれの前では霞んでしまう。
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