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人のセックスを笑うなのjeffのレビュー・感想・評価

人のセックスを笑うな(2007年製作の映画)
4.0
ひょんなことから改めてみる、自分ももう37歳になり、39歳の設定であるユリと近づいてきたことから彼女の目線でこの映画を見るととても哀愁のあるものになった。結婚はしているもののどこか孤独感があり、大学で教えながら自分の作品を制作しているものの結果には結びつかない、そんな「パッとしない」生活に現れたこれまたパッとしない男の子。ユリから見るとそんな彼のことがこの上なく可愛く見えたんだと思う、恋とか愛とかとはまた違う新しいものを「発見」した時のウキウキした気持ちというか。足元をおぼつかなくなる年齢になると、それができる人を羨ましくなるものでそうだよなぁと思いながらユリの表情の一つ一つを観ていた、永作博美はこの頃幾つだったのか分からないけれどその機微を絶妙に演じていたと思う
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