めろ

人のセックスを笑うなのめろのレビュー・感想・評価

人のセックスを笑うな(2007年製作の映画)
4.1
原作のままとは言え直接的なタイトルに引き気味でずっと敬遠してたのですがふと観てみたくなり。
期待値が低かったのもあるのか、かなりお気に入りの作品に。

永作博美と松山ケンイチ、蒼井優と忍成修吾っていうキャスティングが完璧。
永作博美が美脚だし可愛過ぎてこの当時何歳だ?ってすぐさま調べました。大人だからこそ出せる子どもっぽさ、みたいな演技をさせたら永作さんを越える人は居ない気がする。永作さんと居るときの松山ケンイチの演技も、半アドリブなんじゃないかと思えるくらいの自然さで観ていて恥ずかしくなるくらい。

蒼井優と忍成修吾の方も手を抜かずちゃんと描かれているのが良かった。

恋愛に限らず、何事も、当事者にしか絶対に分かり得ない事情なり感情なり理由なりがあって、他人が人のあれこれを笑う資格なんてどこにもないよなと。当人が納得しているならそれでいいじゃないと。思いました。

あとサントラに手を抜いていない所も好感。特に「ANGEL」は必聴。オリジナルソングとは思えない出来です。

みんな少なからずそれぞれに傷付いてるはずだけどそこをあえて描き過ぎない所がバランスが上手かったな。また観たくなる感じ。
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