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人のセックスを笑うなのtAeKoのネタバレレビュー・内容・結末

人のセックスを笑うな(2007年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

電話に出たくなっちゃうから
でればいいじゃん。
会いたくなっちゃうから
あえばいいじゃん。

男の人もそーゆーことするんだな。

家でじゃれあうシーン。
つらかった。会いたいの我慢するの。、、、キュンとした。

触れたい気持ち、会いたいのを我慢して辛くなる気持ち、どうにかしたいのにどうにもできない、好きが伝わらない、好きな人が他の人を好きでつらいきもち。
好きな人が、自分以外の好きな人のことで辛くなってるのを見る時の、複雑な気持ち。
いろんな気持ちが届いてきた。

でも、会いたい時に、他の誰かを好きな人に会いに行って、あーそーぼーっていえて、会いたいなら会いに行けばいいじゃん、ていえるなんて強い。


心に残ってる言葉。
『みんな寂しいんだよ、だから寂しいなんていみないの。』
『みんな弱いんだよ。だから、弱いなんていみないの。』


蒼井優さんの、
日常のちょっとしたシーンがかわいい。
もどかしさとか、色々つたわる。自然。
常に何か考えながら役を生きて、演技が繋がってる。うまい。自由。私生活がそうなんだろうな。

ベットに寝かせ、トランポリンしたり。
でも、勝手にキスをしようとしたところは、色っぽい。

最後の蒼井優さんと忍成修吾さんが二人でじゃれあうところも、キスされて、びっくりして、やだと言いながらも本当は嬉しかったり構って欲しかったり、だから叩いたり。
そういう、微妙な、でも共感できる感情がたくさんつまった映画。




一人ずつの何気ないシーンを長くうつしてた。おもしろい。
展示会に呼ばれて、おかしをたべてるとこ。




あおいゆうちゃんみたいになるには、やっぱり、私生活から自分らしく、自由でいることもう、人のことなんて気にしなくていいんじゃない?
人のこと気にしないで、したいことしてていいんじゃない?

眠くなってきたら眠くなってきたでいい。
お腹空いたらお腹すいたでいい。
話聞いてないのもいい。
うまくしゃべれないのも、声が裏返るのも、挙動不審もいい。
音楽聴きたいなら聴いて、
見せる相手によるけど。
場所とか。

自分の中のかちをしっかりもつ。そのうえで、いいことはいい。
すべての人のいい、には合わせられないから。

やっぱ、演技のうまい人、ずっと見てたい人の映画を見てると幸せになったり、伝わるものがあったり、同じなんだなって思ったり、心が動いたり、軽くなったり。
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