ゆうがer

バニー・レークは行方不明のゆうがerのネタバレレビュー・内容・結末

バニー・レークは行方不明(1965年製作の映画)
4.9

このレビューはネタバレを含みます

話:3.0(加1.0)怖さ:3.0(加1.0)映像:3.0
音楽:2.5演技:3.0時間:3.0 計19.5/20

メインビジュアル(○)±0

母「昼食は頼んでない」
先生「心の中までは読めない」
この"心の中"が重要な意味を持つ。
そもそも初めから"バニー"の姿が映る事はなく、母親目線でミスリード(①)されていた訳だ。

「私は1度も結婚してません」
…開始約30分で最初の重要な伏線が。
(結婚せずとも子どもがいるという状況はさほど珍しい訳ではないが、少しの違和感)

刑事が"そもそも存在していない説"を唱え、"イマジナリーフレンド"の存在を知る。

"空想によって生み出した架空の人物"の怖さに加えて、"酒"の怖さも同時に味わう事ができる。

「あの母子そのものが存在しない」

冒頭の紙を破く演出の終盤で形どられた"人形のようなもの"=バニー・レークであった(ミスリード②)とわかる。

…しかし、本番はここからであった。

実在する"バニー・レーク"を誘拐し、人形を空想上の"バニー・レーク"として、自分の遊びに付き合ってもらっていた弟の狂気が、アンの異常性(ミスリード③)を上回ってくる。

実は、異常なのは弟の方で、バニー・レークは実在したのだ。

「バニー・レークは行方不明」というタイトルは、実に直球であり、物語を二転三転させるためにぴったりのものだった。

"バニー・レーク"存否フローチャート👧🏻

いる→いない?→空想上でいる?
→人形として存在(いない)→いる
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