一作目の「仁義なき戦い」見て、めっちゃ面白くて続編も見なきゃな~と思ってたら3年経ってた。続編は続編でめちゃくちゃ面白いな…。
朝鮮動乱の最中、工員だった山中は博奕のトラブルがもとで刑務所に服役する。
出所後、山中は村岡組に身を寄せるが敵対する大友組との間で抗争が勃発。
山中は広島で繰り広げられる抗争の中に身を投じる事となる…と言うのが大まかなストーリー。
今作は一作目のスピンオフ的な作品。なので前作の主演だった菅原文太演じる広能は少ししか出てこず、主演は北大路欣也演じる山中。
「血で血を洗う抗争」という迸る程のエネルギーに満ちた映画というよりは山中という一人の男が抗争に身を委ねた末、利用され破滅へと向かっていく悲哀を強く感じる映画だった。
忠義を尽くした相手に良いように利用され、愛する人とも悲しい別れ。ラストシーンでの利用した者、利用された者、第三者の冷ややかな目線。3つが合わさって得も言われぬ悲しさを感じてしまう。
他の登場人物もパンチがあって千葉真一演じる大友の圧倒的なギラツキを放つ強烈なキャラクターはかなり印象的。
