あの畜生めー 組長お前に仁義はあるんか⁉︎
資本主義の豚野郎、狸親父どもが一番悪どいんじゃー
上に翻弄される若者というの現在にも通じるテーマがあり、山中の悔しさは、少なかれ万人が共感できます。
ヤクザの世界の仁義は形ばかり、
現実世界も理想、夢を追う事を形ばかりの肯定しつつも、お金や社会には勝てない事が多い。
だからこそ、
大友勝利のチンピラはかっこいい。
だって、こんな不条理の世界を開き直り、好き勝手に生きてるのだから、
アメリカンニューシネマの主役みたいだ。
任侠映画と違って、仁義が勝てない、不条理の現実は、まるで自分が近くにいるようなカメラワークで、この映画の世界に引きつけ、苦しくなる。
世界に負けたくないと思う。
あんな大人になりたくないと思う。
しかし、渋カッコいい松永が、迎合されてしまった者のようで、切なくなります。