chisato

疑惑の影のchisatoのレビュー・感想・評価

疑惑の影(1942年製作の映画)
3.9
シネマヴェーラ渋谷にてアルフレッド・ヒッチコック特集。二本立てで学生900円て優し過ぎます。
大好きなチャーリー叔父さんに目をキラキラさせるテレサライトが可愛すぎる。テレパシーなのよ!ああいう憧れの人を見るだけでキュンキュンする気持ち、見てるこっちまで楽しい。白黒映画じゃなかったらもっと光輝いていたのだろう。なのに後半の"疑惑"を感じてからの表情の変わりよう、笑顔は一切見れません!可愛いお顔が勿体ない!あんな美人を悲しませないで!腕も強く掴まないで!チャーリー叔父さんめちゃダンディでイケメンでかっこいい。なのに…て感じ。人を信じれなくなる、やっぱ完璧すぎる人って、完璧に見える人っていうのは何かしらヤバイ欠点があるんだろうか

初っ端のチャーリーと叔父さんが夫々家のベッドで物憂げにぼんやりしてるシーン。叔父さんが階段上から下にいるチャーリーを見るあのシーンも、チャーリーの"影"がとても美しい構図だった。あそこでタイトルバックとかあっても面白いかも。(『愛のむきだし』だっけ?やたらと遅いタイトルバックが印象的なのは。)
指輪をはめて階段の手すりを撫でながら降りて来るシーンの指輪にフォーカスされる感じ。やはりヒッチコック、撮り方に惹かれる、ちょっとやり過ぎなくらいがいい。行きの電車で車掌と話さなかったのに、帰りの電車は話したりするその対比も良かった


正直寝不足で寝てしまって笑、チャーリーが新聞記事を読んで衝撃を受けるとこで目が覚めた笑 だから余計そのシーンも印象的だった


ガリ勉読書家妹、アホっぽい可愛い弟、でコメディ要素も盛り込んできてよい。
オチは雑笑 ええええって心の中で叫んでた。ストーリーはシンプル、でもヒッチコックだから面白い作品
chisato

chisato