トラヴィス

マダム・スザーツカのトラヴィスのネタバレレビュー・内容・結末

マダム・スザーツカ(1988年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

再見。五年前に見たときもなかなか感銘を受けたがまた観たくなり。
教師と教え子の関係性の始まりと終わり。その繰り返しの中で、「永遠というものはない。それが人間社会のならい」という普遍的テーマが描かれている。傑作!中でも、15歳という若き才能を自分の若き頃のように失敗させたくないというスザーツカ。そして、若さ故の溢れんばかりの好奇心、冒険心、誘惑に誘われるマネク。双方が両立して生きていく事は無理だと観客は気づく。しかし、ラストでまた、その始まりと終わりを観ることになるのだ。