ゆず

長ぐつをはいたネコのゆずのレビュー・感想・評価

長ぐつをはいたネコ(2011年製作の映画)
4.4
思わぬ伏兵に心奪われた。すごく楽しい映画。この手のCGアニメーションでこんなに良かったのは久しぶりの気がする。(というかCGアニメ自体が久しぶりだけど)
「長ぐつをはいたネコ」ことプスの娯楽活劇。ダンディーでお茶目なプスの魅力にやられた。猫派だ。私ぜったい猫派だ!猫の魅力満載の映画。ほら、これ言うなればネコ動画だよ!みんなの大好きなネコ動画!90分ずっとネコを見ていられるんだぜ!?こんなに最高なことはないだろ!?HAHAHA!!
テンポよく進むお話や冴え渡ってるギャグが本当に好き。なんつーか幼児向けではない雰囲気が時たまして、例えば本筋と関係ない脇の方で下ネタ言ってたり、プスの声をアントニオ・バンデラスがあててる件と最後のポーズなどは「マスク・オブ・ゾロ」を意識してるんだと思う。(私は吹替で見たけど)そういう遊び心はある程度大きくならないと分からないもので。
また、制作のドリームワークスは、ディズニーやピクサーと違ってそんなに泣かせにこないのも好印象。いや作品によってはすごく泣けるのもあるけどヒックとドラゴンとか。本作については感動大作ではなく本当に娯楽映画でしかない。その潔さ、気持ち良さ。個人的にはネコたちのダンスバトルをずっと見てたい気もする。クールな男がネコに戻る瞬間のギャップに萌えた(笑)
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