Kantoku

スペシャリストのKantokuのレビュー・感想・評価

スペシャリスト(1969年製作の映画)
3.5
西部劇では早撃ち対決のように個人同士の戦いに重きを置いていて、だから素性が不明なキャラでも個性は強いし、戦いがあれば基本は2つかせいぜい3つの勢力で戦うことが多いのかなと勝手に思ってたけど、本作は全然違ってなんか不思議なウエスタンやった。主人公、保安官、賊、黒幕、チンピラ、その他市民の各勢力がいろんな思惑で動くからストーリーも群衆劇っぽく、ジャンルものながら最後の方の展開もあるように社会派ドラマっぽい空気も感じた。あと単純にフランス語で展開される西部劇が初めてで、その点もちょっと面白かった。
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