ボバン

ロング・ライダーズのボバンのレビュー・感想・評価

ロング・ライダーズ(1980年製作の映画)
4.1
のどかな自然の風景や荒涼とした渇いた大地。西部開拓時代。このあたりがアメリカの原点で原風景。
この舞台で銃と馬を駆使して銀行、列車強盗等を繰り返すジェームス・ヤンガー・ギャング団という実在した人物達の活動とその盛衰を描いた話。南北戦争後、敗れた南部の人を中心に集団を形成し、多い時は40人程メンバーがいたとか。南部の民衆から英雄視される部分もあったらしい。
本編終盤の銃撃戦は激しく迫力もあり圧巻。監督ウォルター・ヒルの哲学を感じる。
ロングコートをなびかせて男達が馬で走るシーンはしびれる。かっこいー!

仲間の構成が変わってから主人公のジェシー・ジェームスの晩年はほんの10分程度で描かれているが実際はそれでも数年ほどその活動は続けていたとのこと。
本作品の話のその後が描かれた別の映画もあるようで観たくなった。
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