クロちゃん設定は割と細々としてる割に、その処理がうまくできていないからか、どうしても話が追いづらいですね...
それにしても、人体をビデオデッキにしたり、ビデオやテレビを生き物にしてしまったりと、スキャナーズよりもパワーアップした造形の妙を楽しめました。リングと並ぶレベルで面白くテレビから発想を膨らませていました。
しかし、映像というものが持つ暴力性と、その感染力が、主人公の主観によってやや語りきれていないように感じてしまい、個人的には少し残念でした。また、これはスキャナーズにも言えることですが、テンポ感(話の進行というよりも、それぞれのシーンのキレ?)が若干悪い気がします。まあ映像やアクションよりも造形を楽しむのがクロちゃんなのかもしれませんが。
そんなことよりデボラ・ハリーが出ていたのには驚きました。