思いの外スピーディーで面白かった。
いまの世の中なら、親父の会社を叩き売りする側について高笑いするみたいな狂気でカタルシスを感じさせてくれる…感じの展開もありえなくはない。まことに恐ろしい時代である。ゆえに、登場人物たちが割と頑張って証券戦争をやってるにもかかわらず、ああ当時はまだマシな時代だったんだなあと逆にしみじみ思うなど…。舞台のスケールがナショナルなんだね。
マイケル・ダグラスってなんかいい存在感あっていいよなあ。
途中わけわからん移動ズームショットがあったりして、ハリウッドの撮影レベルの高さを思い知らされる。し、キマり切ってはないけど全体的に奔放なカメラワークだなあって思わせられた。自由な映画だ。題材が何であれ、こういう映画を撮りたいもんだ。