あぶ

海でのはなし。のあぶのネタバレレビュー・内容・結末

海でのはなし。(2006年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

サニー(大根仁版)の後遺症でCharaの優しい気持ちやオザケンの強い気持ち強い愛を聴くとあのげんなりした映画の記憶がフラッシュバックしてしまう中、スピッツの名曲が沢山流れるこの映画は丁度良いリハビリになった。
特に盛り上がってる訳でも無い場面で流れて、さよならみどりちゃん味のあるまだ絶妙な頃の西島秀俊の演技を上手く誤魔化してるスピッツの名曲達のバランスは「これでいいんだよ」の一言に尽きる。
めちゃくちゃ短い土手の坂を何度もダンボールで滑る宮崎あおい等映像的にも見所は沢山あるのだけど、この映画一番の魅力は話をしているけど会話が出来てないような登場人物の掛け合いで、やたら設定が複雑な主人公の宮崎あおいの生い立ちについて話を聞いた西島秀俊が「お父さん名字違うの?」とかなんでそういう掛け合いになるの?(もしかしたら西島秀俊の役がただナチュラルに狂ってるだけかもしれない)と頭から離れない会話が多かった。
そして真のヒロインである菊地凛子様が西島秀俊を抱き締めるシーンの会話はレビューで自分の言葉に収められないので皆さんが見て確かめてください。
あぶ

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