痛々しい。
純粋なものほど、否定されてしまうと排除しようとどんどんドツボにハマるのがよくわかる映画。
リーのセルビーに対する愛が彼女をモンスターに変えてしまったのが見ていて、そうなってしまうのがわかる反面、痛々しいのだ。
そうまでして一緒にいたいか。
一緒にいたいなら、もっと別の方法もあっただろうにと。
恋は盲目とはこのことか。
純粋なものほど怖いものはないし、それが醒めた時の反動が恐ろしい。
同性愛だからって綺麗なものではないし、異性愛と変わらない。
もしくはもっとどろどろしてる。
実話らしいけど、あのラストは本当に本当に悲しい。
映画だからって甘い夢観させてもらえなかった。
だけど、同性愛のあり方について考えさせられる素晴らしい映画なことは間違いない。