モンスターの作品情報・感想・評価

「モンスター」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

これ、みているうちに、かなり前に、出演俳優とか知識がないままぼんやりと、見たことがあるって思い出した。

連続殺人犯の女の実話。
監督は「ワンダーウーマン」という大作でその名を馳せたパティ・ジェンキンズ。そして主演はシャーリーズ・セロン・・・え?!シャーリーズ・セロンだよね?と何度も確認してしまうような変貌ぶり。
そして相手役の女の子は誰だったかな、と思ったら、なんとクリスティーナ・リッチだったのね。

2003年の映画。今振り返るとなんとも豪華な布陣で、なんとも凄惨で救いようのない、問題作だったのでした。

「モンスター」とは、連続殺人を犯してまわる娼婦、リーのことなのでしょうが、どうかするとクリスティーナ・リッチ演じるセルビーのほうがモンスターに思えてくる。彼女の、実は無気力無計画でだらしない、しかも愛に飢えたリーを愛で捉えて逃げられないよう巻き込む「無意識・無自覚モンスター」っぷりがとても恐ろしい。






松たか子と満島ひかりで日本版リメイクしてほすい(カルテットみてます、いまさら)
観ている間、本当に溜息しか出てこない。こんな壮絶な人生を生きていた人がいるなんて。暗く重い気持ちがいつまでも残る映画。
この役を演じるために一度は美しい姿を捨てたシャーリーズ・セロン。最後の慟哭のシーン。思わず涙が出ます。
この映画のモデルとなったかの殺人鬼。彼女がしたことはもちろん赦されることではないけれど、それでも来世は多くの人に愛される幸せな人生を生きられますようにと願わずにはいられません。

途中からセルビーにイライラしっ放し。
彼女が何もせずにいなかったら。少しでも何か働きかけて生活に協力していたら、アイリーンの人生は変わったのでしょうか…それは分かりませんが…
クリスティーナ・リッチは人を虜にする役が上手い。魅力的ですよね。
Hideki

Hidekiの感想・評価

3.5
高校生くらいの時に見た気がする

シャーリーズ・セロンの女優魂はんぱないのがわかる作品。

確かシャーリーズ・セロン本人の家庭結構複雑で母親がアルコール中の父親銃殺したんじゃなかったけ。
だからこの作品に強い思い入れがあって志願したとかって話聞いたことあるような~
ココ

ココの感想・評価

3.6
モデルとなった連続殺人犯アイリーン・ウォーノス、どうか来世ではあたたかい愛に恵まれる場所に生まれ変わりますように。私はひたすらそう願う。
いい!
2人の関係性であったり、ディーンの壊れていくさまがいい。
実際の事件の映画!

何か、悲しい人だよね!
みー

みーの感想・評価

3.5
ため息しかでない。
実話だとしり、またため息。
13歳から娼婦。
闇は深い。
クリスティナリッチは、弱っている人間を虜にする役が似合う。バッファローとか。
すさまじい映画を見た! すごすぎて見てる間ずっと腹わたがしぼられてるような感じがした。10代前半からずっと、ヒッチハイクして男の車に乗り込んでは、体を売ってその日暮らしの生活をしてきたアイリーン。今までずっと強気でサバイバルしてきたが、もはや年をとって体もボテって肌もボロボロ、お金も愛も希望もない、これ以上こんなゴミのような人生を生き続けることはできない。自殺を決意して、決行する前に、残りの数ドルで最後の一杯を飲もうと、たまたま飲みに入ったレズビアンバーで、セルビーという少女に出会う。それまで人生で一度もストレートな人間の感情に触れたことのなかったアイリーンは、若くて未熟なセルビーの、不器用だが純粋な求愛によって、生まれてはじめて激しい愛の衝動に突き動かされる! このシーンは、マジで、いままで見た映画の中でもトップクラスの衝撃だった! アイリーンという人間存在の生命の根底から興奮と喜びが湧き上がり、毛先にまで届いて、文字通りからだ中が震えてる様子が、すさまじく感動的で、衝撃的で、やるせなくて、たまらなかった。見てられなかった。このシーンを見ただけでも十二分に見る価値があると思った。が、こっから、愛ゆえに、あまりにも恐ろしく悲しい展開が! 前情報まったくなしで見始めたのもあるけど、ホントに見てるのつらすぎた。セルビーのためにこれまでの生活を一変させようとするんやけど、どうやったらいいのかまったく分からず、吠えてばかりのアイリーン。そして、ある男にレイプ殺人されかけることにキッカケに、取り返しのつかないとんでもないことになっていく。アイリーンの人生の痛々しさにひたすら肺腑をえぐられっぱなしの2時間。罪を憎んで人を憎まず、という言葉がふと脳裏をよぎるが、そんなレベルをゆうに超えてる。この世界には、アイリーンのように暮らしてる人がいまも数え切れないほどいるのだろう。その人たちは、自分が生まれた環境という、決して変えることのできない牢獄の中で、ただただ地獄の苦しみに耐えながら生きている。彼女たちは、普通に我々が想定している人間らしい人生を生きられる可能性がほとんどゼロに近い。愛すらも狂気のキッカケとなり、神も絶望の慰めにはなりえない。彼女たちにとって、真の意味で生命の救いとなるものが、一体存在するのだろうか、あるとしたらそれは何なのか。それこそが全人類の救いとなるものではないか。思わずそんなことを考えざるを得ない。もちろん、アイリーンが最悪な人間であることは否定しようがない。しかし、彼女を最悪な状態に導いたのは、彼女ががんじからめになっていた彼女の宿命のゆえだ。それは、幼く無知なまま、世界にいじめぬかれた彼女が、自分ひとりの力でどうにかできる問題では、絶対になかったのだ。最後は、ほんとに胸が引き裂かれそうなほど、苦しかった。苦しくて、苦しくて、たまらなかった。けど、これだけは言いたい、アイリーンのためには、セルビーに出会えたことはほんとうによかった。ほんとうによかった。結果とんでもないことが起こってしまったけど、それがなかったらアイリーンの人生は本当に闇しかなかったことになってしまう。そんな酷いことがあっていいはずがない。マジですごい映画やった。アイリーンを演じたシャーリーズセロンは驚異としか言いようがない。女優の仕事としては映画史のひとつの頂点だと思う。口の動きとか、体の動きとか、自分を理性的に制御できてる感じがまったくしないとことか、リアルすぎて演技と思えない。すべての瞬間が完ぺきにアイリーンだった。そして、セルビーを演じたクリスティーナリッチーもほんとに素晴らしかった。最後、すべてが終わって、エンドクレジットの途中でとつぜんはげしく涙が出てきて、自分でもビックリした。しかも全然止まらねーの。自分の大好きな人たちを、愛して止まぬ大事な大事な人たちを、死ぬまで愛しぬいて生きていきたい。心の底からそう思った。何度も繰り返し見たい! 確実に人生の一本! ベストムービーも変更!
Iri17

Iri17の感想・評価

4.6

このレビューはネタバレを含みます

人から愛される事を求めながら裏切られるアイリーンの姿はとても切ない。裏切られても、裏切らないのはセルビーを愛していて、セルビーに自分の様になってほしくないから。アイリーンのした事は確かに罪だがアイリーンだけを責める事ができるのか?

アイリーンは常に男たちの暴力と裏切りの被害者であり、彼女の境遇は努力などではどうしようもない程荒んでいた。彼女は最後にはセルビーにも裏切られるが、彼女は幸せになれなかった自分をセルビーに重ね合わせ、セルビーの幸せを願った。これこそ真実の愛だと思う。

シャーリーズ・セロンが見た目も演技もシャーリーズ・セロンに全く見えない怪演をしている。まさにオスカー女優、素晴らしい!この2年後にイーオン・フラックスに出たとはビックリ!
yasuka

yasukaの感想・評価

3.3
信じられない。
アイリーン…あれがシャーリーズ セロン?
肉をつけてだらしのない身体を作ることはできるだろうが、肌まであんなに汚くできるものだろうか。口角も下げっぱなしだと人相変わっちゃうよ…信じられない。本当に映画に身を捧げたような女優なんだな…

偶然にも2日続けて、愛する人にカラダ売らせる話…
セルビーもちょっとはなにかしたらいいのに。
腕折れて働けないってんなら物乞いでもなんでもさぁ。
カラダで稼いでこい、車盗んでこい、お腹すいたって何様!
人を殺すのはおかしいけど、アイリーンの生い立ち含め、こうならざるを得なかった人生なのかと思うとかわいそうだった…

気持ちの悪さが次の日になってもまだ残る。
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