こんなシャーリーズ・セロン
初めて観ました。
美貌の欠片さえ無く
体重を増やし
抜き去った眉毛に
この作品への
ただならぬ意気込みを
感じました。
映像については
バイオレンスシーンが
其なりにある為に
観る人を選ぶと思います。
人間ドラマとしての
見所は終盤
クリスティーナ・リッチの
取る行動に
あったような気がします。
あの裁判のシーンでは
証言者彼女の冷酷さに
掌を返したような態度に
嫌悪感が込み上げてしまい
不謹慎ながらも
犯人へ同情が入りそうになりました。
辛い過去や
どうしようもない現実に
人を信じられなくなった
アイリーン。
生きる為に
愛情が欲しいと。
もしかしたら
愛されたなら
変われたかも知れない。
そんな心の葛藤が
あったであろう
表情には
引き込まれるし
怖くなります。
画面のセロンは
本当に犯罪者にしか
見えないんですよ。
それは最早
役作りを越えてますよね。
