プライア

バベルのプライアのネタバレレビュー・内容・結末

バベル(2006年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

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エジプトだったかどこかの奥地で、農民が銃を手に入れる。
そしてその2人の小さな息子がその銃で遊んでて、
まさか当たらないだろうと思って遠くのバスを狙うと当たる。
結局現地の野蛮な警察が捜査に来て、親子は逃げるが、
結局追いつかれ息子が反撃、銃撃戦の末息子死亡。

一方バスにはブラピ夫妻が乗ってて、その妻に弾が命中した。
途中の村に立ち寄って仮治療を受け、大使館経由でヘリを待った。
が、なかなか来ない。そのうち他の乗客らが怒り出した。
必死で説得するが、結局バスはブラピを置いて勝手に出発した。
しょうがなくこの妻は麻酔なしで手術を受けざるを得なくなり、
無理やりブラピらで押さえ込んで実行、一応成功する。

ブラピ夫婦の留守の間、子の面倒は黒人のメイドが見ていた。
が、自分の息子だか弟だかの結婚式に行った時にトラブルがあり、
悪くないのに警察に追われ、不法入国してたことがバレる。
さらにブラピの子供を誘拐したかのように疑われるわ、
ブラピの子を連れて砂漠地帯を死にそうになりながら彷徨うわ・・
結局全員警察に保護されるが、メイドは強制送還。

なお全ての原因を作ったこの銃は日本人役所広司のものだった。
エジプトかどっかに行った時にお礼に猟銃をガイドに渡していた。
このことで日本人警察が役所を調べる。
役所には高校生の娘の菊池凛子がいたが、妻は自殺していた。
刑事が役所宅を訪れた時に娘だけがいた。
そして裸になって刑事を誘惑しようとした。

このように微妙に絡み合った4つの話が並行して進行する。
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どれも何となくブラックな話。
菊池凛子が高校生の役だったことに驚いたけど、
急に裸になって出て来たのにも驚いた。
何故そうするのかようわからんかったし。
親父を失って1人になりたくなかったとしても、それでもなあ。

あとブラピが何でバス行かそうとせんかったんかも不明。
結局ヘリが来たし、そもそも車くらい大使館が用意してくれるだろう。

噂には聞いてたが、全体的に解釈が難しい映画だった。
人間の利己性にスポットを当てたかったのだとは感じたが。
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