ある場所で起きた悲劇が、ドミノ倒しのように連鎖していくその作風は、処女作『アモーレス・ペロス』(2000年)からのものであり、この『バベル』では一丁のライフルによって結ばれている。
解(ほど)かれ…
見てる途中で色んな感情が浮かんできて、見終わったらなんだかなんとも言えない不思議な気持ちになった。ひとつの出来事が地球の色んなところに派生して、それぞれの問題を浮き彫りにして、あるいは改善して、完全…
>>続きを読むこの手の「一見関係ない人々が、うっすらとしかし確実に連鎖している」系群像劇を好む身としてはとても楽しめた。
それぞれのシーンで微妙に雰囲気は異なりつつ、完全なオムニバスともならないバランス。
各々違…
バベルの塔。
旧約聖書の創世記 第11章に出てくる話。
人類が神に挑戦しようと天まで届く塔を建築しようとしたが、それを良く思わなかった神は、人類に言語や人種をバラバラにして、意思疎通を取れないように…
言葉が通じないことによる弊害をテーマにした作品。異国で銃撃に遭う夫婦、不法就労の女性、聾唖の女子高生の3つの視点をオムニバスに描いている。これら3つの話が微妙にリンクしていて、言葉も文化も違うのに、…
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