遥

バベルの遥のレビュー・感想・評価

バベル(2006年製作の映画)
3.8
『バベルの塔』って言う旧約聖書のお話が題材らしい。そもそもバベルの塔と言うのは天まで届くバベルの塔を建設しようとして、神がそのことを怒り、元はひとつであった人類の言葉をバラバラにした 。っていうお話。バベルの意味は【混乱】

この作品の舞台はモロッコ、メキシコ、日本(東京)で3つのエピソードが少しずつ時間軸をずらしながら展開していて、次第に一つの共通項にボヤけながら見えてくるのが特徴。

143分と観賞時間は長め。ドキュメンタリータッチ?でテンポもいいから飽きることなく観賞。

終始漂う悲壮感、重たい空気。散らばっていたものがボヤけながらも少しずつハッキリ見えてくるのには天晴れ。
けど一般評価は低め、万人受けしない、
気分の良くなる映画でないことは確か。
めっちゃ良く出来てるねんけどなー。

最終的にメッセージ性は私にはちょっと難しかったけど、なんとなく理解できた?かな。
遥