酸

あの子を探しての酸のレビュー・感想・評価

あの子を探して(1999年製作の映画)
3.5
中国人ワイ、ちっちゃい頃に中国にいた自分の記憶が蘇る。全然都市部にいたからこれよりかは100倍マシな環境だったけど、金にうるさいとことか、子どもは基本的に汚いから店員は品物に極力触らせたがらないところとか、どうにかなるだろうと思ってとにかく嘘ついて子どもを騙すところとか本当にこんな感じ。これは中国がそうなりがちとかではなくて、どこの国でもそうなることはあるけど、ただ、そうしてる時の雰囲気が本当にこんな感じってこと(語彙力)
主人公が結構胸糞な言動取るのも、貧困育ちの等身大感があって、逆に説得力を感じるキャラクター作りだと思った。
生活感や出てくる人物の雰囲気はめちゃくちゃリアルだったのですが、最後の感動シーン?がどうしても相容れない......。なんとなーくなんだけど、このキャラクターの主人公だったら、ホエクーを連れ戻す動機はどうやってもあくまでお金のためになると思うんだよな......。今までのふれあいでだんだん愛着が湧いて...みたいな描写も特に無かったし。いやわからん。完全に私見です。
実話?と思ったらふつうにフィクションなのね。
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