青二歳

おたくのビデオ 劇場版の青二歳のレビュー・感想・評価

おたくのビデオ 劇場版(1991年製作の映画)
3.5
今見るとすっっごい面白い。狂騒の80年代アニメ…OVAの異様な熱意…リアルタイムを知らないから怒られるかも知れませんが、その辺をかじるとなんかすごい納得したよ!!この方々があの変態的な熱風の時代を支えていたのか。アホだが偉大だ。

“オタクのビデオ”と“続オタクのビデオ”を合わせたもの。
アニメ本編とオタクへのインタビュー(仕込み)を組み合わせた“オタク道”映画。アニメ本編はどんな話かというと、なんかドラッグ依存みたいなお話。一般人がオタクにオタク道へ引きずり込まれる様子がもうドラッグ依存さながら。アテレコ変えたら「ダメ!絶対」。
健全なお付き合いの女の子に「ねぇ…太った?」「なんだか…だらしなくなった…みたい」と言われ、挙句振られる。これドラッグ依存の結果友人も失った人の話じゃないですか。
さらに就職せず“オタク道”を極めようと起業するのだけど、これが夢のような起業ドリーム。よ、よかった…ドラッグ依存みたいな廃人にならなくて…

かなり分かんないネタが沢山あった。またアメリカからオタク道を極めようと来日したというインチキ外人が遊び過ぎてひどい。鬼をモチーフにしたラムちゃんをサタンだと思ってるのか。鬼とサタンは違うのだよ…地獄にいるイメージなんだろうけど。
大学生像がおたくを含めてなんだかんだで80年代らしいリア充さ。特にコスプレは楽しそう。オタクって鬱と縁遠いよなとつくづく思う。毎日毎週何かしら夢中ですることがあるもの。
青二歳

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