「街の上で」のカフェ兼レコードショップの場面で、セリフに出てきたヴィム・ヴェンダース監督。
宮崎の雑貨屋さんの名前になっている、「パリ、テキサス」が代表作。
今作はアメリカ同時多発テロ9.11から、2年後の設定。
9.11後、自発的にアラブ人の監視を行っている伯父と、貧困者への支援団体にいる姪。
アメリカ国粋主義の伯父の行動は偏執狂的で、こっけいですらある。
(車に星条旗、携帯の着メロはアメリカ国歌。いろんな要素が合わさって、絶妙なズレを生んでいる)
姪役の若きミシェル・ウィリアムズが、むちゃくちゃ可愛い。
アラブ人、アジア人へのヘイト、貧困などテーマは暗いが、カラッとした演出でヌケが良い。
ロードムービー的なノリもあり、僕は好きです。