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ランド・オブ・プレンティのniのレビュー・感想・評価

ランド・オブ・プレンティ(2004年製作の映画)
4.3
ポールの行動は無知が原因となっているものだと思ったし、こういう人たちがトランプ支持してるんだようなと思ったらすごく納得するような人物だった。9.11をきっかけにベトナム戦争の後遺症が蘇り、街でアラブ系の人を見るだけで怪しんで、追いかけている。アメリカ国旗を車に掲げたり(確か)いかにも“愛国者”と言う感じ。
それに対して、長年をアフリカやイスラエスで過ごし、人種に関係なく分け隔てなく人に接していたラナが対照的。
ポールの行いは愚かで差別的な浅はかなものだったけど、“愛国者”の彼もまた犠牲者だと思うと、アメリカ内の格差を感じた。
1ヶ月以上溜めたせいで詳しいところは忘れてしまったけど、ブッシュの演説が流れていたテレビをポールが叩くシーンがあったみたい。これはこの作品内における1つの彼の変化であると思う。人は簡単には変われないけど、なんだか前向きになれる作品だった。ミシェルウィリアムズが可愛くてそれだけでなんか癒された。。
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