イチロー51

天国からのエールのイチロー51のレビュー・感想・評価

天国からのエール(2011年製作の映画)
3.0
沖縄で小さな弁当屋を営むかたわら、夢を持つ高校生を応援するため無料の音楽スタジオ「あじさい音楽村」を造り、ガンと闘いながら若者たちの夢を後押しした仲宗根陽の実話を映画化した感動作。

出演に阿部寛、ミムラ、桜庭ななみ、矢野聖人、森崎ウィン、野村周平、吉田妙子、ヒガリノほか。

実話を基にした作品ですが、かなりの脚色があったようです。しかし、阿部寛とミムラの好演で感動作に拍車が掛かります。

学生バンドが成功するエピソードが主軸です。そのために主人公の家族が苦労しているので、 “美談と感じるか“、“自分勝手だと感じるか“ で評価が分かれるところです。

タイトルがネタバレしているので、 タイトルの付け方は、もう少し考えた方が良いのではないですかね。
それと、かなり気になったことは、桜庭ななみの歌が下手くそなこと。これは少し引きました。

この映画を “中高生が中心となって観る映画“ と考えるのではなく、大人たちこそ噛みしめて観るべき映画なのではないかと思いました。

子供を見守る、おせっかいな大人たちは、既に相当少なくなっていますね。