ヘンダーソン

タイタンズを忘れないのヘンダーソンのレビュー・感想・評価

タイタンズを忘れない(2000年製作の映画)
1.5
白人と黒人の融和がなされる時は、本当に大変だったろう。お互いがお互いを偏見で歪めてしまっている状態。個々人を見れば、どちらが悪いというわけでもない。

というのを前提で、このストーリーは実話ベースらしいが、正直、このブーンコーチは権威主義のファシスト野郎だ。
何をそこまで軍隊のように追い込む必要があるのか。他にやり方を考えられないのは無能だからじゃないか。
水を欲しがる選手に『水は腰抜けが飲むんだ』はさすがに笑うしかない。

厳しさは勿論ある程度は必要だし、そこから生まれるものもあるだろう。だけど、やはり今この時代にこれを観ても何も響かない。製作が2001年、こんな時代錯誤な作品が発表され、評価を得ていたことに驚く。
あとは体育会系マッチョイズムが強すぎるかな…。