gonza

8月のクリスマスのgonzaのレビュー・感想・評価

8月のクリスマス(2005年製作の映画)
4.0
もともと韓国映画のリメイクって事で、気にはなっていたけど敬遠してた映画『8月のクリスマス』。
オレ、韓国映画ってダメなんだよな~。
なんか申し訳ないんだけど、なんか『ままごと』観てる気分になる。(苦笑)
語感とか自分自身の韓国文化の白痴も手伝ってるんだろーけど。

で、邦画リメイクだし主演が山崎まさよし、ヒロインに関めぐみってことで思い切って観る!

いや~・・・これ、普通に泣いちゃうよ;(ToT)
基本的に人が死んで感動を誘う映画って大っ嫌いなんだけど、
全編通して登場人物がめそめそしてなかったのがよかったからかな?
急に死んでいく訳じゃなかったし、家族や友人ら、
そして本人もみんな『覚悟』してたからかもしれない。

映画全体通して物凄く言葉足らずな映画。
でもそれが逆に、登場人物の心情や心境を想像させるというか、
表情やちょっとしたしぐさまで目を追ってみてしまいました。

んで、また山崎まさよしの芝居がむちゃくちゃナチュラルでいいんだよ~。(笑)
巧いってわけでもないと思うんだけど、厭味でもないっつーか。
『いいひと』な演技させたら他にいないんじゃないか?ってくらい。

イチバン好きなシーンは父親にDVDの吹き替えの操作を教えるトコ。
ワンカットで結構長くあーでもない、こーでもないと説明するのがなんかよかったなぁ。
自分が死んだ後も困らないように、操作手順のマニュアルを作ってやる優しさにグッときました♪

関めぐみの徐々に自分の気持ちに気付いていく心模様も切なくて良かったです。
西田尚美の妹役も仲の良さがいい感じで、お兄ちゃんを心配する優しい妹さんでした。

ありふれた出来事が『死』によって感謝に変わる。それが神様がくれた最後のプレゼント。
それって毎日『一日一生』の気持ちで生きてゆけっていうメッセージなんだろうな、と思ったけど。

皆さんはどんな感じなんすかねぇ?(笑)

久々に心が洗われるいい映画でした♪
gonza

gonza