ふじこ

ふたりのベロニカのふじこのネタバレレビュー・内容・結末

ふたりのベロニカ(1991年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

これが…"作家性"というやつかしら…。
リンチ作品に続いて、これは何がどう…?と思っている間に終わった。
それでもリンチは[ ツイン・ピークス ]で私を虜にしたけれども。

正直、何の話だったのか、それもよく分からなかった。
離れた場所にそっくりな2人のベロニカが居て、歌うたいとして成功しかけたベロニカは先に心臓病で死んじゃう。
遠い場所にいるはずのベロニカもそれは喪失感として感じ取る事が出来…たとこまでは分かったんだけど。

予知能力…だと思ってたそれが最後の最後で もうひとりのわたしっぽいのいたんだ本当に…!みたいに泣いたりなんだりで。急に泣いてるのに急にセックスに持ち込む男がきもいなって思ってたら終わった。
コートの前を開けてチンコ見せつけてくる爺さんはなんだったのかとか。全体的に男性の描写が気持ち悪いのはなんなんだろう。キスのし方が全員気持ち悪い。
そしてどっちのベロニカもどんな人間なのか全く分からないけど、なんとなく都合の良さそうな女っぽい雰囲気だけは出ていて、この女にどんな感情を抱けば良いんだ…?ってなる。誰にも人間性を感じないと言うか。
急に先に死んだ方のベロニカ可哀想だなぁ、って。

配信期限が来たので観たけれど、[ トリコロール3部作 ]は観なくて良いかな…。何も分からなすぎて困っちゃった。
ふじこ

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