脂のりきったバンデラス、よだれもんです。
出だしから爆発。
重厚感溢れるStrange Face Of Loveでサルマハエックと出会う。愛に深い語りはもはや要らない。
ブシェミのハッタリなのか果たして、際どい雰囲気。
タランティーノのおちゃらけっぷりと少し似ている。
マリアッチがチャリン、チャリン、と音を立てて地を踏む様。一歩一歩が復讐への熱に纏われていて地平線に逆らって行く。蜃気楼と相まって激情にかられた様子が余りにも強過ぎるオーラとなり画面の外に飛び出してきそう。
泥臭くて何が悪い。カッコ良さだけを追求した映画でもあるし、そうとも言い切れない、何処か常に一生懸命なのさ。
こんなカッコ良い映画と出会えた俺は幸せモンだ。
今私の髪が長いのは言うまでもない、あなた、バンデラス愛です！！！
