松長もんど

荒野の決闘の松長もんどのレビュー・感想・評価

荒野の決闘(1946年製作の映画)
4.3
とある復讐のために町に留まる主人公”ワイアット”。そこで出逢う女性”クレメンタイン”。
原題『My Darling Clementine』からみてとれるように、西部劇であるものの激しい銃撃戦などは皆無。恋愛・友情を重きに置いた詩情溢れる男と女のドラマ。
よって邦題の『荒野の決闘』とは軽く詐欺まがいだ(笑)

一言で美しき西部劇。情景からキャラクターまで、その全てが美しい。
”映画に余計な台詞はいらない”と誰かが言っていたが、まさに本作のラストシーンはそれを物語っている。

素敵なカットとほんの一言。それだけでいい。