映画初心者

荒野の決闘の映画初心者のレビュー・感想・評価

荒野の決闘(1946年製作の映画)
3.8
画作りがとにかく最高。地に足のついた物語進行、かつ踊りや賭博など当時の庶民の娯楽が多く描かれていて良かった。OK牧場の決闘って史実だったんだ... 西部劇は比較的苦手なジャンルですが、これは比較的面白かったな

実際にあった「OK牧場の決闘」を描く。弟が殺されたことをきっかけに保安官になったワイアット。トゥームストーンという街での生活を多く描きながらも、ワイアットの犯人捜しを描く。

OK牧場の決闘とは、トゥームストーンにおいて、保安官ワイアットとクラントンによる決闘。1881年に起こった史実だそう。このことを知っていたら、誰が犯人なのかわかりますが、この作品の良さは生活描写の丁寧さだと思っています。

登場人物がいきいきしていますよね。教会を立てたり、そこで踊りあったり、当時の庶民の娯楽を感じる。シェイクスピアの劇の俳優が出たり、バーでは賭博をしたり、良い。

そしてこの作品の1番の魅力は、画面。とにかく構図がカッコイイ。駅馬車でも一部そうでしたが、奥から手前へ動く被写体。画面のセンターで立つ被写体など。特に、バーで拳銃を渡すショットは、奥から手前へとスッと動かすだけで魅力が。雨の中で倒れる弟、雨降る外へ出てシルエットになりながら歩く主人公など、かっこいいショットが多い。

不満点としては、昔の映画なので少しテンポがゆったりしている。BGMも抑えられているとはいえ、自然な空気感があまり感じなかった。また、途中からこの作品どこに向かってるんだろうと思うところもありました。

【総評】
とかく画面が良かった。痺れる映像だった。テンポがゆったりしたり、本筋が描かれてるようで描かれていない感じがしてもどかしさはありましたが、全体的に結構楽しめました。

詳細な説明はwikiよりも以下サイトがわかりやすかったです。
https://www.reviewanrose.tokyo/article/454365234.html
映画初心者

映画初心者