Fisherman

荒野の決闘のFishermanのレビュー・感想・評価

荒野の決闘(1946年製作の映画)
4.0
O.K牧場の決闘を題材にした映画は9作あるらしいが、その4作目の視聴。
ワイアット・アープにヘンリー・フォンダ、ドク・ホリデイにヴィクター・マチュア。今までのと違うのはドク・ホリデイ、肺病の飲んだくれで描かれてたのに、本作のドクはカッコいいダンディ。ワイアットよりも渋い。
ヒロインのクレメンタインが東部からドクを追っかけて来ただけある男前。また、そのクレメンタインが美しい。これならワイアットが惚れるのも納得。

肺病になったことを知らせずにクレメンタインから逃げ、死場所を探していたドク。
決闘自体の尺は思ってたより短く、ワイアット、ドク、クレメンタインの3人の関係や、ワイアット兄弟やクラントン一味を描くドラマパートが多い。

ワイアットとドク2人のハードボイルドぶりがカッコ良かったし、ラストのモニュメントバレーに続く一本道でのワイアットとクレメンタインの別れ方も記憶に残るシーンになった。

また、本作はジョン・フォード監督作の中でも「駅馬車」と並び評価の高い作品と言える。

「いとしのクレメンタイン」はこの映画を契機に広く知れ渡ったそうな。日本ではなぜか「雪山讃歌」
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