Toshiko

34丁目の奇跡のToshikoのレビュー・感想・評価

34丁目の奇跡(1994年製作の映画)
4.0
名画復習。邦題「34丁目の奇跡」、原題“Miracle on 34th Street”.最初は1947年に撮られ、1955年と1959年にそれぞれテレビドラマとして作られているらしい。今回観たのは日本でも公開されている1995年版。
10年くらい前に観て、印象が強く残っていたのだけれど、何に感動したのかを忘れていた。実際にはたぶんありえない展開だと思うが、1ドル紙幣にメッセージが託され、それを受けとった裁判官がとても粋な判断をするところが良かったのだな。10年前のわたしもきっとそこに感銘を受けていたはず。
ストーリーはとてもわかりやすい。傾きかけた弱小デパートに新しく雇われたサンタクロースが、本物ぽくてすごい人気を呼ぶ。弱小デパートを買収しようとしていた大手デパートは、弱小デパートの業績が回復して買収できなくなるのを恐れて、サンタをはめる。挑発されたサンタはある男をスティッキで殴ってしまう。その後、サンタを拘留するかの判定が裁判で行われるという展開。
途中、サンタが耳が聞こえない女の子と会話する場面があるんだけど、そこ、泣いてしまうくらい素敵。サンタはこうでなくちゃ。
ちょうどバブル期の作品なので、ファッションが逆三角形だったり、眉の描き方が懐かしい感じだけど、やはり名画だなーと鑑賞。クリスマス・イヴの午前中。
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