マイノリティ

仕立て屋の恋のマイノリティのレビュー・感想・評価

仕立て屋の恋(1989年製作の映画)
3.9
いつも素敵なレビューを上げてらっしゃるフォロワーさんのToineの感想文さんのおすすめ作品です!

今作はVHSで鑑賞しました!

いやぁ切ない。

ストーリーを簡単に言うと、
ある街で若い女性が遺体で発見されます。

容疑者の一人は周りから変わり者だと言われ本人も人と会う事が嫌いな仕立て屋の男、イール。

刑事は彼を犯人と決め付け、執拗に追い回します。

いつもスーツ姿で物静か。

数匹のネズミと暮らすイールの密かな愉しみはクラシック音楽をレコードで掛けながら向かいに住む女性アリスの部屋を窓から覗く事でした。

果たして犯人は?

今作は変わり者の中年男と若い女性との恋の行方をサスペンス仕立てにした作品です。

全体的に暗いトーンで淡々と物語が進むので眠くなります。

上手く言えませんが、直接的な接触とかでは無くただイールがアリスを見ている目とか、一方見られていると分かっているアリスの表情に色っぽさを感じました!

こういうのを官能的って言うのでしょうか。

しかし、ラストがあまりにも・・・。

側から見ればただの変わり者。
覗きが趣味の変態のおっさん。

そんな中年男イールの切ない恋の話です!

イールを演じたミシェル・ブランの佇まい(背の低さも含め)が切なさを際立たせます!



最後にToineの感想文さんみたいに繊細な所は汲み取れませんでしたが、僕なりに楽しく鑑賞しました!

素敵な作品に出会えたきっかけを下さり、また、いつも僕の駄文にいいね!を下さり、本当にありがとうございます!