クマヒロ

チャップリンの冒険のクマヒロのレビュー・感想・評価

チャップリンの冒険(1917年製作の映画)
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ミューチュアル社製作12本目、最後の作品。全編追いかけっこのチャップリンらしいドタバタで、ラストもチャップリンらしくペーソスのある喜劇でした。

本作、日本人として気になるのが日本人キャスト高野虎市さんの存在。ワンカットのみの出演ですが、ここまでの作品で『チート』以外でアジア人を観たのは本作が初めてで非常に新鮮。チャップリンの秘書、ドライバーとして厚く信頼を寄せられた存在だそうで、ワンカットのみでもチャップリン作品に日本人がいると言うのは、胸熱でした。

また、エリック・キャンベルが出演した最後の作品でもあり、動きが多く分かりやすく面白い作品が記念碑的なポジションにあるのが感慨深いです。
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