ぽんぽこ

息子のぽんぽこのレビュー・感想・評価

息子(1991年製作の映画)
3.5
東京の居酒屋でアルバイトをしている哲夫(永瀬正敏)は兄の忠司(田中隆三)からの紹介だったのですが、こき使われるのに嫌気が差して辞めてしまう哲夫です。
母親の一周忌に岩手県の実家に帰った際に、少し神経質な兄に責められます。
次に下町の鉄工所で働き始めますが、体はキツいけれど、性に合っていたのか意外と馴染み始める哲夫。
クタクタになるまで働いた後に風呂でザーッと汗を流すと今日も一日働いたなぁというのが、良いらしいです。
工場のメンツも個性的で、いかりや長介やレオナルド熊、田中邦衛、いつも給料を手渡しでくれる主任の佐藤B作が、髪の毛が金髪のふわふわの男の子に、「はい、とうもろこし。」に思わず吹き出しました。
真面目に働いているので、契約社員になります。
仕事仲間達とも、打ち解けたのも居心地が良い理由だけど、もうひとつ、配達先の伝票係の女の子、征子(和久井映美)を好きになったのが、もうひとつの理由です。
和久井映美、めちゃかわいい。
清楚って言葉がピッタリ。
白いブラウスにロングスカートが良く似合う。
そんな彼女がなかなか話してくれないのでモヤモヤしていると、ある日征子が休みの日におばさん(中村メイコ)が彼女は聾唖だと言うでした。
哲夫は征子を好きだし、そんな事は気にしない哲夫。


父、昭男(三國蓮太郎)が戦友会に出席する為に東京に上京した時、忠司のマンションに行き、一緒に暮らそうと提案されるのですが頑なに断ります。         死んでから、3日や4日見つからなくても構わない。               慣れ親しんだ場所がいいよね。       
都会より、よっぽど近所の人と付き合いあるしね。


哲夫のアパートを訪ねて、哲夫から征子を紹介されるのでした。
ふたりの気持ちは同じで昭男も嬉しそうです。
聾唖の征子とやり取りをしたいので早速FAXを買い、岩手に帰る昭男。
すんごい雪です。腰あたりまで雪が積もっています。
大阪じゃ、1㎝積もってもテンション上がります。
心配症なので、玄関まで辿り着く前にバタリと倒れ、雪に埋もれて死ぬとか、家の中で火をつけた時、火事になるとか、最悪な結末を考えてしまいました。


何がどうっつぅ事はないけれど、ほのぼのした映画でした。
ぽんぽこ

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