勝新太郎がキラキラしてる。
行軍中の兵隊が横並び一列に並んで寝ている姿が滑稽。
水木しげるの戦争漫画でビビビビと言ってビンタされるが、この映画のようにビンタされるのが普通だったのだろうと思った。
この、映画や他の戦争を経験した人が製作した映画を見ると、上下関係をネタとして扱っている。
あくまで名目として命令・指示しているのであって、天皇陛下のご命令なのだと心で泣きながら叩いているように描かれている。
その辺りが平成に製作されている戦争映画と一線を画している。
パワハラなどの問題も根っこはそこなのではないかと思う。
小説や音楽では読み取れない映画の端っこに出てくる大衆文化がとても香ばしい。