所用があって仕事を休んだ帰り道。
名前だけ知っていて、観たことのなかったこの作品を上映していたので
何かの出会いだと思い、鑑賞。
男の子にとって、眩しいほど完璧な父親。美しい夏のバカンスで出会う、新しい父親像と、友情。
父が負けてはいけない、父は完璧なんだとただひたすら尊敬して名誉挽回したいマルセルのいじらしさ。
父は虚栄とは無縁の筈、とショック受けるマルセルだが、夏が終わる時にはその父の虚栄心を微笑ましいもの、人間らしいものとして受け入れるまでに成長した。
夏が終わる、そのかなしみが、切ない。
今の私はなんとなく月日が季節が流れて過ぎて行っている感があるので、
このバカンスが終わる、一区切りという空虚で諦めに似た感覚を忘れていた。
懐かしいけれど新鮮な気持ちだった。
パンにたっぷり塗っていたバターが美味しそうたったなぁ
