「グロリアス」の公開が来月に決まり嬉しいのでジュリー・テイモアの大好きな作品を久しぶりに。
1960年代、ベトナム戦争下に生きる若者たちをビートルズの楽曲に乗せて描いたミュージカル。全33曲。
もうこれは好きでしかない。最初から最後まで好きな要素しかなく良し悪しは関係なしにとにかく大好き。ジュリー・テイモアのカラフルで独創的でアーティスティックな演出が好き。
MVを発展させたミュージカルというか、自由で独創的で、かつビートルズが描いた意味を大きく逸らすことなく物語にうまく組み込んでいる。
マックスがベトナム戦争に召集され徴兵検査場のシーンの「I Want You」には笑うけどこのシーン大好き。
登場人物たちの名前もみなビートルズの作品から。たまに小ネタ挟んできてニヤってしちゃう。
ジュードとルーシーの恋愛模様、ジュードとマックスの友情、忍び寄るベトナム戦争、マックスの変化、60年代という激動の時代、好きでしかない。
そしてみんな歌がうまい。ジム・スタージェスのすーっと和むような歌声がハマってる。マリリン・マンソン前のエヴァン・レイチェル・ウッドかな。この頃が1番かわいい。
メイキングも必見。
「ジョン・レノンの意図は不明よ。今ごろ映像見てお墓の下で怒ってるかもね」って言うジュリー・テイモア最高。