ナニコレ、サイコウの映画ジャン…なんで今まで観てなかったんや…
54年振りに全英1位に輝いたThe Beatlesの新曲「Now and Then」をキッカケに数年ぶりn回目のドハマリをしていたので、色々探してたら
【全33曲ビートルズだけで構成されたミュージカル映画】
とかいう最高の作品があるじゃないですか。
ということでさっそく観てみたらオタク大歓喜な内容。
もちろんビートルズを数曲知ってる程度でも十分に楽しめるハッピーなミュージカルにはなってはいる。
ただビートルズの楽曲や歌詞、彼らの活躍していた時代の変遷などを知ってれば知ってるほど小ネタが何十個と散りばめられているのでオタクはヨダレが止まりません。
主役の名前がジュードとルーシー、他もセイディ、プルーデンス、ジョジョってだけで興奮なんですが、各楽曲を使う場面がもう絶妙にハマってて最高。
現代版のMVと言われても納得ですよ!
しかも今作、物語の流れが
・序盤
女の子との恋物語の曲
・中盤
ドラッギーでサイケな世界と精神世界に没入していく曲
・終盤
一周回ってシンプルな「愛」や「平和」、そして反戦を訴える曲
というビートルズが辿っていった楽曲の方向性と合わせているような気がして
「監督、わかってるゥゥ~」
ってなります。
最終的に映画が伝えたかったメッセージがバンドの伝えたいメッセージとリンクする感じが素晴らしいですよね。
伝説のルーフトップコンサートで本人達にも
「All You Need is Love」
歌って欲しかったぁ…
しいて言うなら惜しい点は彼らの200曲以上ある名曲の中から選ばれなかった曲たちのミュージカルバージョンも見たかったなぁ~。
「HELP!」とか王道過ぎて入れねぇぜっていう監督のオタク気質を感じるもんね。
あと、プルーデンスのストーリーがちょっと薄かったな、クローゼットから出ておいで~っていうあの場面やりたかっただけやろ!(笑)
まぁでもポールやリンゴ、そしてオノヨーコなども今作を褒めていたとのことなのでそれだけでもう大成功でしょう。
以上、オタクの長文でした。