あみだくじ

灼熱の魂のあみだくじのレビュー・感想・評価

灼熱の魂(2010年製作の映画)
4.2
 内容もよく知らずに鑑賞したが、かなりの重い内容で、思わず見入ってしまった。母が亡くなり、遺言書を双子の兄妹が聞くシーンからなのだが、その遺言は父と兄を探して、という内容。そこから母親の人生を辿る。こういう設定は好きだなぁ。親の人生はこうでもしないと調べない。私も自分の父親のこと、今でもわかってないと思うから。
 途中までは妹一人が辿っていくが、彼女の人生は途中までも壮絶。きっと想像はしていなかったのだろう。だからこそ兄を呼んだのだ。そこからの人生も想像を超える人生だった。見ている私もだが。
 レバノンの内戦。あまりよくわからないが、昔はニュースでよくやっていた記憶がある。なのでか、今でもレバノンは危険なところ、というイメージだけどが抜けない。中東はそんなイメージだけど。女性もこういう感じで、戦闘に参加するんだろうな。そして同じような経験をしている人が、今も多くいるのだろう。衝撃的な事実だったけど、これも戦争さえなければ起こらない事実。本当はわかっているのに、なぜ人は戦争してしまうんだろう?
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