ほとんど前情報なしでの鑑賞だったということもあってか、生涯でこんなに鳥肌が立ったことはないと言っても過言ではないぐらいの衝撃を受けた。観た日の夜、巧妙に張られた伏線の数々を一つ一つ思い出すとなかなか寝付けなかった。それほどにどんどんと恐ろしさが込み上げてくるような作品だった。(絶対に心が元気なときに観るべき。)
作中で、「真実を知ることによってのみ、その後の人生に平和が訪れる」といった意味のセリフと「知らない方が良いこともある」というセリフの両方があった。鑑賞後、どちらも正しいと思えたのは事実。しかし、その事実を抱えて生きていけるだけの強さと心の広さ、愛情深さがあってこそ前者のセリフも正しいと言えるのだと思った。
レディオヘッドの迫力のあるサウンドが作品の雰囲気にマッチしていてとても良かった。
