勝沼悠

蝉しぐれの勝沼悠のレビュー・感想・評価

蝉しぐれ(2005年製作の映画)
4.1
 父の切腹によるお家断絶の危機に耐えた主人公を待っていたのは殿の側女となった初恋の人を巡るお家騒動だった。
藤沢周平の小説を映画化。

これはもう青年時代の主人公二人にやられてしまう映画である。もちろん後半もいいが、それは頭の中に青年期の二人が浮かぶから。
親友役の今田耕司とふかわりょうが意外に自然。

坂道の使い方が最もうまい映画だと思う。
勝沼悠

勝沼悠