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赤ずきんのkensyoのレビュー・感想・評価

赤ずきん(2011年製作の映画)
3.8
冬の木漏れ陽と、主演のアマンダ・セイフライドの異常なほどの美しさと、白の中の鮮烈な赤が素晴らしい。

閉塞的な人間の群の中で人間関係の軋轢や相互不信が舞台になるお話って苦手なんですけれど(実社会と同じストレスを物語で経験したくないので…)、この美しさのおかげでうまく中和されていて最後まで観られました。

「童話赤ずきんの映画化」でも「赤ずきんのその後」でもなくそれをイメージソースにしたぜんぜん別なお話(であることを僕は知らなかった)なんですが、上手く原典からの引用を入れてあったり、サービス精神は旺盛な作品だと思う。

すごい予算の大作!というわけではないけれど、ジャケットを見て気になる人は楽しめるんじゃないかな、と思いました。
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