トンベリ

赤ずきんのトンベリのレビュー・感想・評価

赤ずきん(2011年製作の映画)
3.6
アモアス!


久しぶりに映画らしい映画を観たって気がする。
タイトルは赤ずきんであらすじを読むと人狼。今はAmong Usの方が有名かな?やるのは苦手ですがプレイしてるの見るのは好き。
余計な先入観無しの方が楽しめる気がするこの映画。

中世の、外界から隔離されたような閉ざされたとある村。
人に姿を変えることができる狼の仕業で、村は疑心暗鬼で大パニック。
更に神父の登場により「人狼に噛まれた者も人狼に」という設定厨大喜びの設定がプラス。

まずこの未だ電気もない中世時代のファンタジーな雰囲気が、衣装も含めてとても良い。
会いたくない来訪者から逃げた先は全然目の届く範囲のロフトのベッド。家の狭さもまた良い味。

中盤、人狼と対峙し殺されるかと思いきやなんと会話をしてしまうヒロインのヴァレリー。
「一緒に行こう」と言う人狼の言葉がまるで呪いのように、その後の展開に作用してくる様が良く出来ているなーと感服します。

勿論最終的に人狼の正体は判明しますし、ラストの展開や着地点も自分は少しお気に入り。


あと、初めて人狼が大暴れした時、討伐隊の1人が「やつは強すぎる!」と嘆くと、渋谷系チャラ男が「俺の方が強い」と言うみたいに「神の方が強い」と言い放つ神父がちょっとお気に入り。
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